山下病院の歩み
山下病院は1901年(明治34年)、濃尾大地震に見舞われ、西洋医学の必要性を痛感した地域住民の要請で、内科、外科、婦人科を診療科目とする尾張地方唯一の病院として設立されました。
第2次世界大戦後は200床の病院として地域医療の一翼を担ってきましたが、1994年(平成6年)、山下病院の理念を隅々まで徹底させるため、あえて、144床までダウンサイジング、消化器病を中心とする病院として、新しい旅立ちを始めました。
2008年(平成20年)には、地域完結型医療連携を推進すべく外来診療機能の縮小化に取り組み、病床数も102床まで絞り込みました。また、医療情報の公開と医療・医学の患者さんの学習支援、療養生活に憩いとくつろぎを持っていただく「山下ラウンジ」を開設、21世紀にふさわしい病院として生まれ変わりました。
なお、1997年(平成9年)8月、その後2002年(平成14年)7月、2007年(平成19年)8月、2012年(平成24年)11月、2018年(平成30年)4月と(公財)日本医療機能評価機構の病院機能評価において五期連続で認定証を受け、また健診センターは(一社)日本病院学会・(公社)日本人間ドック学会の健診機能評価で、2004年(平成16年)12月に初めて認定証を受け、その後、2009年(平成21年)2月、2014年(平成26年)2月、2019年(平成31年)2月と四期連続で認定証を受けています。
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1901
明治34年-
4月
山下病院は尾張地方唯一の内科、外科、婦人科を診療科目とする20床の病院として山下隆によって創立
創立時の山下病院と初代院長山下隆
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1942
昭和17年-
5月
第10代院長に服部敏良就任
1952年(昭和27年)頃の山下病院
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1955
昭和30年-
10月
130床に増床
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1959
昭和34年-
11月
168床に増床
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1960
昭和35年-
尾張地方では初めての内視鏡検査を開始
高度成長期(昭和40年代)の山下病院
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1966
昭和41年-
7月
200床に増床
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1976
昭和51年-
10月
第11代院長に服部外志之が就任
超音波診断装置導入
全国でも、初期に導入された病院の一つである人間ドック開始
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1979
昭和54年-
4月
医療法人認可
医療法人山下病院へ改称 -
6月
血管造影装置導入
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1980
昭和55年-
9月
医事コンピューターシステム導入
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1983
昭和58年-
11月
現病院改築 第I期工事竣工
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1987
昭和62年-
12月
CTスキャナー装置導入
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1988
昭和63年-
1月
現病院改築 第II期工事竣工
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1991
平成3年-
3月
胆石症等に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術を開始
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1992
平成4年-
5月
165床に減床
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1994
平成6年-
2月
現病院改築 第III期工事竣工
144床に減床、全病床8㎡以上となる
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1997
平成9年-
4月
内科、外科を廃し、消化器科と統一
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8月
(財)日本医療機能評価機構(現在は公益財団法人日本医療機能評価機構)の病院機能評価(一般病院種別A)にて認定を受ける。
日本で初めて認定を受けた病院の一つである。
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1998
平成10年-
12月
現病院改築 第Ⅳ期工事竣工し、新手術室の使用開始
1998年(平成10年)頃の山下病院
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1999
平成11年-
4月
緩和ケア病棟(13床うち洋室10室、和室3室)がオープンし、一般病室は131床に減床
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2000
平成12年-
1月
当院の創立百周年記念事業の一環として「Gastroenterologyの足跡」を発刊
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3月
大腸がん等に対して腹腔鏡下大腸切除術を開始
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10月
第12代院長に高勝義が就任
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2001
平成13年-
3月
山下病院創立100周年記念市民公開講座「がん診療の歩みと未来」が一宮市民会館大ホールにて催される。以降、毎年3月に市民公開講座を開催
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2002
平成14年-
7月
公益財団法人 日本医療機能評価機構 病院機能評価2回目の認定
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2003
平成15年-
5月
5階、4階、3階の段差のあった一部の病室のバリアフリー化工事実施
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6月
16列マルチスライスCT装置導入
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7月
早期胃がんに対して「内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)」を開始
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9月
外来化学療法室開設
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2004
平成16年-
4月
院内(敷地を含む)完全禁煙化実施
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8月
緩和ケア病棟閉鎖
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9月
病床数一般128床とする
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12月
日本病院会・人間ドック学会健診機能評価認定
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2005
平成17年-
5月
細径スコープによる上部消化管の内視鏡検査(経鼻内視鏡検査)を導入
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7月
第13代院長に片山信が就任
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2006
平成18年-
10月
医療安全部設置
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2007
平成19年-
4月
早期食道がんに対して「内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)」を開始
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5月
胃がんについて腹腔鏡下胃切除術を導入
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8月
公益財団法人 日本医療機能評価機構 病院機能評価3回目の認定
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9月
カプセル小腸内視鏡検査・ダブルバルーン内視鏡検査を導入
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2008
平成20年-
7月
病床数を125床から102床へ減床し、2病棟制がスタート
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2009
平成21年-
2月
日本病院会・人間ドック学会 人間ドック健診施設機能評価2回目の認定
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6月
単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術を導入
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2010
平成22年-
4月
理事長に服部昌志が就任、服部外志之が最高顧間に就任
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5月
内視鏡検査にNBI、拡大内視鏡検査設備を導入
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6月
看護体制について、一般病棟入院基本料7対1認定
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2012
平成24年-
1月
医療用画像管理システム(PACS)を導入
64列マルチスライスCT装置導入
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4月
IBD(炎症性腸疾患)外来を開設
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11月
公益財団法人 日本医療機能評価機構 病院機能評価4回目の認定
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2013
平成25年-
7月
腹腔鏡手術センター・外来を開設
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2014
平成26年-
1月
肝炎外来を開設
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2月
日本病院会・人間ドック学会 人間ドック健診施設機能評価3回目の認定
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2015
平成27年-
1月
胃粘膜下腫瘍に対して、「ハイブリッド手術」(腹腔鏡・内視鏡合同胃局所切除術=LECS)を開始
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4月
鼠径ヘルニアに対して腹腔鏡下手術を導入
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10月
がんリハビリテーションを開始
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2016
平成28年-
6月
大腸仮想内視鏡検査(大腸CT検査)に「タギング法」を導入。
ピロリ外来を開設
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2017
平成29年-
1月
80列マルチスライスCT装置導入
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6月
電子カルテを稼働
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2018
平成30年-
1月
腸内細菌(腸内フローラ)外来を開設
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4月
公益財団法人 日本医療機能評価機構 病院機能評価5回目の認定
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2019
平成31年-
2月
日本病院会・人間ドック学会 人間ドック健診施設機能評価4回目の認定
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4月
地域包括ケア病床開設(20床)
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2020
令和2年-
6月
オンライン診療を開始
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2021
令和3年-
10月
サステナビリティー推進室開設
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2022
令和4年-
7月
放射線科医赴任により放射線科を新たに標榜
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2023
令和5年-
4月
第14代院長に高野学が就任
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10月
尾張そけいヘルニアセンターを開設
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2024
令和6年-
3月
地域包括ケア病床増床(34床)
2024年(令和6年)の山下病院
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