高齢期の食事療法のポイント
フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドロームって何?
フレイルとは、加齢に伴って身体機能や予備能力が低下した状態であり、健康な状態と要介護となる状態の間に位置しています。
サルコペニアとは「筋肉量と筋力の減少に特徴づけられる症候群で、身体機能障害、QOL低下、死亡リスクを伴う」と定義されます。
ロコモティブシンドロームとは、「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態」と定義されます。

チェックしてみましょう
チェック方法
- 両手の親指と人差し指で輪を作る
- 利き足でない方のふくらはぎの一番太い部分にあてる
すべての原因は低栄養。骨や筋肉の“素”は毎日の食事から。きちんと食べていつまでも元気に、健康寿命を伸ばしましょう


食べられる量が少なくなってきたら…

体を動かすことも大切
体を動かすと消化機能の働きがよくなり、栄養の吸収もよくなります。また、適度な運動は、筋肉や骨をじょうぶにするためにも大切です。じっとしていると、筋肉や骨は弱くなっていきます。買い物や散歩、家事、テレビ体操などで適度に体を動かす習慣をつけましょう。
