高齢期の食事療法のポイント

フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドロームって何?

フレイルとは、加齢に伴って身体機能や予備能力が低下した状態であり、健康な状態と要介護となる状態の間に位置しています。
サルコペニアとは「筋肉量と筋力の減少に特徴づけられる症候群で、身体機能障害、QOL低下、死亡リスクを伴う」と定義されます。
ロコモティブシンドロームとは、「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態」と定義されます。

低栄養
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  • 寝たきりイメージ

チェックしてみましょう

  • サルコペニアのリスクの目安
  • 下腿周囲長・握力・5回椅子立ち上がりテスト・6m歩行速度

チェック方法

  • 両手の親指と人差し指で輪を作る
  • 利き足でない方のふくらはぎの一番太い部分にあてる

すべての原因は低栄養。骨や筋肉の“素”は毎日の食事から。きちんと食べていつまでも元気に、健康寿命を伸ばしましょう

主食+「さあ、にぎやかにいただく」
骨や筋肉のために毎日摂取したい食材例

食べられる量が少なくなってきたら…

主菜(おかず)を優先して食べましょう、間食を上手に取り入れて少しずつ分けて食べましょう、水分補給は積極的に行いましょう、栄養補助食品も上手く活用しましょう

体を動かすことも大切

体を動かすと消化機能の働きがよくなり、栄養の吸収もよくなります。また、適度な運動は、筋肉や骨をじょうぶにするためにも大切です。じっとしていると、筋肉や骨は弱くなっていきます。買い物や散歩、家事、テレビ体操などで適度に体を動かす習慣をつけましょう。

介護予防トレーニングいろいろ

ちょっとした工夫で栄養充実メニューに

  • 1品プラス!
  • 具入りに変更、減塩に
  • 無理なくたんぱく質摂取Up
  • おかずを変えて、骨粗しょう症予防にも

ちょっとプラスの筋力アップメニュー