鼠径ヘルニアの腹腔鏡下手術は、胃や大腸や胆嚢での腹腔鏡下手術のやり方は全く同じです。
鼠径ヘルニアの場合は5mmから12mmの穴を3ヶ所開けます[図1]。そのうちの1つの穴から腹腔鏡を入れてお腹の中を映します[図2]。その像をモニターで見ながら、別の2つの穴から入れた手術機器を外科医が操作して、お腹の中からメッシュをヘルニアの穴や組織の弱くなった部分に当てて補強します。
お腹の中から見たヘルニアの穴
当院では、患者さんの身体の状態や希望などから、最も適切な手術方法を選択するようにしていますので、手術方法の選択に関しては遠慮なく医師にご相談ください。
ヘルニアの整復に用いる各種メッシュ