セカンドオピニオン外来
セカンドオピニオン外来について
1.セカンドオピニオン外来をご利用になる患者さま及びご家族の方へ
現代の医療は日々複雑になり、患者さんが自身の病気を十分に理解・受入れるためには時間が必要です。インターネットの普及に伴い、患者さんは病気の情報を調べることが簡単な時代となりました。病名を検索すると多くの治療法、体験談を知ることができ、患者さん自身も今後の治療方針決定の参考情報にすることができます。しかし一方では、有益な情報・そうでない情報・中には間違った情報も混在していることから、正しい情報にたどり着くのは容易ではありません。
患者さんの病気の状態・治療の内容について最も理解しているのは、日頃診察を行っておられる担当医師の先生方です。担当医師は一人一人の患者さんにとって最も適した治療法を提示するため、日々情報収集を行い、自己研鑽を行っておられます。患者さんにはそれ相応の時間をかけ、病気のことを説明していると思われますが、どんなに丁寧な説明を受けても不明な点はあるものと思います。
患者さんのお気持ちとしては、勧められる治療法について十分理解した上で治療に臨みたいかと思います。すべての治療法に優れた点もあれば、危険性を伴う点も存在します。話し合いで生じた、疑問や不安は、遠慮なく担当医師に相談しましょう。時には外来受診日以外に説明日を設定してもらうこともお願い出来るかもしれません。
患者さんや家族の方が、正しい情報に基づいて担当医師と十分に話し合い、納得して治療を受けることはとても大切なことです。しかし、勧められた治療法・他の治療法について十分に理解したとしても、迷いや懸念が必ず解消するものではないと思います。担当医師以外の意見も聞いてみたいと思われる際には、当院のセカンドオピニオン外来の受診を検討いただければと思います。
担当医師紹介
2.セカンドオピニオンとは
セカンドオピニオン外来では、他の病院を受診されている患者さんを対象に、現在の診断・治療に関して当院がん専門医が情報・意見を提供いたします。その情報・意見を、患者さんがご自身の治療法を選ぶ際の参考にしていただくことを目的とした外来です。
主治医の診断や治療方針に関しての情報・意見を提供することが目的ですので、主治医からの診療情報提供書が必要です。患者さんからのお話や主治医からの資料をもとに意見を提供しますので、検査データなどが必要になります。なお、セカンドオピニオン外来で新たな検査や治療は行いませんのでご注意ください。
3.セカンドオピニオン外来の対象となる方
- 患者さんご本人
※患者さんご本人が受診される場合には、ご本人であることを確認できる書類(健康保険証等)が必要です。
- 患者さんのご家族の方
※ご家族のみで受診される場合には、患者さんご本人の「セカンドオピニオン外来相談同意書兼委任状」及び患者さんとの続柄を確認できる書類(健康保険証・戸籍抄本等)が必要です。
4.セカンドオピニオンをお受けできない場合
- ご本人、ご家族以外からの相談
- ご家族でもご本人の相談同意書をお持ちでない場合(ただしご本人が16歳以上18歳未満の場合を除く)
- セカンドオピニオン外来相談時に、当院での治療など診療行為を希望される場合
- 最初から転医、転院をご希望の場合
- 主治医に対する不満、医療過誤および裁判係争中に関する相談
- 死亡した患者さんを対象とする場合
- 医療費の内容や医療給付、医療事故、医療訴訟に関する相談の場合
- 主治医が了承していない場合
- 当院から指定された相談に必要な資料(診療情報提供書・検査データ、レントゲンフィルムなど)を提出できない場合
- 相談領域に対応できる専門の医師が当院にいない場合
- 「セカンドオピニオン外来相談同意書兼委任状」の必要箇所に患者さん本人が自筆で記入できない場合
- 予約をしていない方(完全予約制です。)
5.相談可能な診療科と対象疾患
6.相談日・時間・場所
- 完全予約制(原則:第3水曜日15時から)※第3水曜日が祝日の場合は、休診となります。
- 相談時間は、30分を原則(相談内容により最長60分まで延長可)とします。
- 料金は実際にかかった診察時間で決定します。
※提出いただいた資料を拝見する時間も、相談時間に含まれますのでご承知おきください。
- ご相談は診察室にて実施します。
7.料金
- 料金は30分 11,000円(税込)(相談は30分以内とさせていただきます)。
- 万が一延長した場合は、15分毎に 5,500円(税込)を追加、最長1時間までとなります。
- 全額自費で、健康保険は適用されません。
- 相談料金は、ご相談が終了した後に会計窓口でお支払いください。
- お問い合わせやご予約に料金はかかりません。
8.相談に際して必要なもの
申し込みに必要な書類(要事前 送付又は持参)
- セカンドオピニオン外来申込書
- セカンドオピニオン外来相談同意書兼委任状
- 診療情報提供書
セカンドオピニオン外来申込書
セカンドオピニオン外来相談同意書兼委任状
意見提供するうえで必要なデータ、資料
病気の状態に応じて必要な書類は異なりますが、具体的には次のようなものです。
- 血液検査記録
- 生理学的検査の結果(心電図、呼吸機能、脳波など)
- レントゲンフィルム
- 超音波検査の結果と画像
- MRI 検査、CT 検査のフィルム
- 病理組織検査の報告書 等
9.セカンドオピニオンを受けるまでの主な流れ
患者さん本人・患者さん家族からの申し込みの場合
- 主治医にセカンドオピニオンを受けたい旨相談し、同意を得てください。
- 申し込みに必要な下記書類をホームページよりダウンロードしてください。
- セカンドオピニオン外来申込書類を記入してください。
- 主治医に診療情報提供書、検査データ等の提供を依頼してください。
- 下記必要書類を山下病院:地域連携広報企画室宛へ送付又は持参をお願いします。
- セカンドオピニオン外来申込書
- 診療情報提供書、意見提供するうえで必要なデータ、資料
- 【患者さん本人が来院できない場合のみ】セカンドオピニオン外来相談同意書兼委任状
送付先
【医療法人 山下病院 地域連携広報企画室】
〒491-8531
愛知県一宮市中町1丁目3-5
- 当院より、相談の可否、追加で必要な資料、相談日などについてお電話にて通知いたします。
- 相談日時の60分前までに来院し、外来にて受付をしていただきます。
- セカンドオピニオン外来終了後、主治医にセカンドオピニオン相談結果を報告いたします。
10.その他
- 申し込みのキャンセルや相談日の変更を希望する場合は、お早めにご連絡ください。
- 本院のセカンドオピニオン外来では、その場で転医をお勧めすることはありません。
- 最初から転医をご希望の場合には、この外来の対象とはなりません。
- 実施当日、相談内容が[4.セカンドオピニオンをお受けできない場合]に該当する内容であった場合は途中であっても中断いたします。※料金は経過した時間で発生いたします。
- 相談中の録音・録画はご遠慮願います。
- 指定の来院時刻より到着が大幅に遅れた場合、当日ご受診いただけず、別日へ変更になる可能性があります。
- 時間に余裕を持ってご来院ください。
- また、交通事情などにより遅れてしまう場合は早めにご連絡下さい。
問い合わせ先
山下病院 地域連携広報企画室
TEL:0586-45-4516
受付時間 / 8:00~17:00 (月曜日~金曜日) 8:00~13:00 (土曜日)